人の家にお邪魔するとついつい本棚を見てしまう
某方のブログにも書いてありましたが、とてもわかる。
長野にきて一年。実家に置いてきてしまった本たちが無性に恋しくなって、Amazonで検索して表紙を眺めたりなどしています。
本は油断するとすごい荷物(しかも重い)になるので恐ろしい。
私の場合は趣味(ほんと趣味)で物書きなどをしたりするので、本棚は資料系の本が多いです。小説を一番読んでいたのは中学校の頃かな。ファンタジーが好きでした。
あと、今でも漫画はめちゃくちゃ読みます。親世代から現在のもの、コメディからシリアスまで、少女漫画も少年漫画も。俗に言うオタクです。ええ。
今は「GUNSLINGER GIRL 」という漫画を読んでいます。漫画は最近もっぱら電子書籍民になりました(かさばるので)。
そんな私が最近読み返したくて仕方ない本たち。
- 作者: アンヌヴァリション,Anne Varichon,河村真紀子,木村高子
- 出版社/メーカー: マール社
- 発売日: 2009/03
- メディア: 単行本
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表紙に一目惚れして買った本。広く浅く、色と民族の関わりを解説しています。フルカラーで写真が美しい。
色から受けるイメージがある程度万国共通していることは、なんというか不思議で、すごいことだなあと思います。
生きる土地や言語が違っても、共通した因子が組み込まれてるってことですよね。すごい(語彙)
- 作者: J.W.V.ゲーテ,Johann Wolfgang Von Goethe,木村直司
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 2001/03
- メディア: 文庫
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幼い頃から「色」が好きで(どこがどう好きなのか問われるとうまく言えないのですが)。そんな色を、現象と哲学、学問と感性を交えて読み解く二冊。
黄色と青を混ぜると緑になる。その現象に、意味を見出します。
黄は「生」の色、青は「死」の色。その間に生まれる緑は生と死の間に存在する不安定な「いのち」をあらわす、といったように。
日本語では生まれたばかりの子供を「嬰児(みどりご)」といったりしますよね。
色と日本語密接な関係も、とても好きです。
志村ふくみさんのご著書は、私が草木染めと機織りに興味を持つきっかけをくださった一冊でもあります。
おそらくこのブログでなんども引用することになるであろう一冊。
日本語をひらがなにすると、見えてくることがたくさんあるんです。
音が同じ言葉には何か繋がりがあるのかも、と思うと、身の回りの言葉に自然と興味を向けることになります。
先述の色と絡めると、「あか」は「明」であるし、「黄」は「生(き)」であるし。
あと、花と人間はよく似ている、とか。「芽」と「目」、「実」と「耳」、「花」と「鼻」といった風に。昔の日本人が、花と自分の姿を重ねていたようにも感じられて、面白い。
私が大学での専攻を言語学にしたきっかけをくれた一冊でもあります。
365日それぞれに、美しい日本語を当てはめた一冊。1ページに一語。
その日の言葉を見るもよし、自分の誕生日の言葉を見るもよし、適当に開いて見るもよし。開くたびに新たな発見と出会いがあります。
同作者さんの暦の本もおすすめ。
って書いたところで今手元にはないので、フラストレーションがたまります!笑
実家に帰って存分に本と漫画を堪能したーい!